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「時の過ぎゆくままに」から派生して、レコード・CDセールスや購入率などを考えるも、ジュリーの色気にすべて持ってかれる。

悪魔のようなあいつ」は、3億円事件をモチーフにした阿久悠原作のドラマ。

事件の時効が1975年12月10日で、ドラマはその半年前からスタート。

毎回最後に「3億円事件 時効まで あと◯日」というテロップが出た。

過激な表現のため再放送がされず、「幻の名作」と言われていた。

CSのTBSチャンネルでは何度か再放送されている。

 


悪魔のようなあいつ|ドラマ・時代劇|TBS CS[TBSチャンネル]

 

元は講談社の女性週刊誌『ヤングレディ』(1987年廃刊)に掲載された漫画で、それをドラマ化したもの。

プロデューサーは久世光彦、主演はジュリーこと沢田研二、当時27歳。

主題歌が、名曲「時の過ぎゆくままに」。

 作詞・阿久悠、作曲・大野克夫

このトリオで後に「勝手にしやがれ」で日本レコード大賞を獲得している。 

「時の過ぎゆくままに」のレコーディングベーシストは、当時ジュリーのバックバンドだった井上尭之バンドの岸部修三

今の岸部一徳で、非常に優秀なベーシストであったが、「悪魔のようなあいつ」にチンピラ役で出てたのをきっかけに俳優に転向。

 

「時の過ぎゆくままに」はオリコンチャート1位を獲得しているが、1975年年間チャートは79万枚で4位だった。

1位はさくらと一郎の「昭和枯れすすき」……

レコード大賞は88万枚近くのセールスだった布施明の「シクラメンのかほり」。

 

1975年シングルヒットチャートTop50【PRiVATE LiFE】年間ランキング

 

なんとこの「時の過ぎゆくままに」、2年後レコード大賞を獲得した「勝手にしやがれ」よりもセールスが多かった。

勝手にしやがれ」は1977年年間オリコンチャート4位で74万枚。
この年あたりはピンクレディーが現在のAKBグループのように年間チャートに多数入っている。

 

1977年シングルヒットチャートTop100【PRiVATE LiFE】年間

 

ちなみに人口(国勢調査に則って在外国人を含む)と年間セールスチャート1位の比率を計算してみた。 

1975年→人口約1億1706万人で、年間チャート1位のレコード購入率は人口の0.8% 。

同様に

1990年→1億2361万人、購入率 1%

2010年→1億2805万人、購入率0.7% 

購入率はさほど変わってない。

「およげたいやきくん」「だんご3兄弟」は申し訳ないが置いといて、それ以外での最大のレコード(というかこの年代だともうCDだが)セールスは、2000年のサザンオールスターズの「TSUNAMI」で、288万枚。

何と購入率2%!

大ヒットってこういうことなのか……。

 

沢田研二はこの1975年 の紅白歌合戦に「時の過ぎゆくままに」で出場しているが、紅白視聴率72%だった。

五木ひろしが初の大トリをつとめた年らしい。

同様に紅白視聴率は

1990年→1部30.6% 2部51.5% 紅白の出来事:長渕剛17分間独占

2010年→1部35.7%、2部41.7% 紅白の出来事:桑田佳祐療養より復帰ステージ

昭和時代に比べれば、90年代の大晦日格闘技番組全盛時代や日テレの「笑ってはいけない」シリーズもあるし、そもそも紅白を観ないという人も増えて、平成は視聴率が半減している。

とはいえ、この数字はすごい。

いやむしろ、90年代半ばからは年間最高視聴率はスポーツ(特にサッカー)やニュースになって、「お茶の間でテレビを囲んで」という時代ではない今、この数字はすごいかも。

 

紅白・視聴率の変遷

http://www1.plala.or.jp/nakaatsu/sityouritu.htm

 

 サスペンダー姿に斜にかぶったパナマ帽という姿は、色気のあるジュリーをさらに色っぽくしている。

近所のお姉さんが「寺内貫太郎一家」のばあちゃんと同じくらい「ジュリー!」とか叫んでいたのが、十分納得できる。

 

 

沢田研二 時の過ぎ行くままに - YouTube