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妄想カウンターバー「ゲルマニウムトランジスタファズフェイス」へようこそ

座って勝手に飲んで妄想していってください。踏み倒し厳禁。

ひょっとしたらものすごく時代を先取りした歌詞なのではないのかと、今にして思わせられるも、結局ジュリーはカッコイイという豪快なシュートを決められる。

前回に引き続き、ジュリー。

 

ジュリーがメイクし始めたのは「OH!ギャル」ぐらいからだったか。

それ以前も斬新な衣装や、「勝手にしやがれ」での黄色いスリーピースのハット飛ばしや「カサブランカ・ダンディ」のウィスキーパフォーマンスなど、セルフブランディングに長けていたけれど、イギリスのニューロマンティックのように、男性アーティストが派手なアイシャドウやチークを塗るなどのメイクをした走りだった。

日本で他にはイエロー・マジック・オーケストラ一風堂などもメイクをして、スタイリッシュだったり奇抜だったりな衣装で話題になっていた。

 

「麗人」はジュリー自身の作曲で、阿久悠さん作詞。

その前にリリースした「ス・ト・リ・ッ・パー」もジュリー作曲で、詞は三浦徳子さん。

余談だが三浦徳子さんは私と同郷で、お兄さんは文芸評論家の三浦雅士さん。

私はその昔、雅士さんが選者をやっていたとある小説コンクールの裏方をやっていたことがある。

 

それは置いといて。

 

この頃になるとジュリーのバックは井上尭之バンドから吉田健さんがいたEXOTICSになっていて、よりロックテイストで見た感じもニューウェーブっぽくなった。

吉田健さんといえば「三宅裕司のイカす!バンド天国」(イカ天)の審査員で、辛辣な批評で出演バンドと喧嘩になったりしていたが、視聴者としてはサイコーにおもしろかった。

 


ストリッパー。 - YouTube

 

完全にバンドサウンドで、ジュリーはバンドをやりたいんだなーと感じた。

 

「麗人」はその次の曲。

今聴くと、思った以上にアップテンポ。

そのことからも、ロックバンドテイストが完全に定着した感じだ。

最初この曲を聴いたとき、何ていい曲なんだと思った。

歌詞も曲も緊張感があって、観ていて引き込まれる感じがした。

「観ていて」ってサラッと書いたけど、ジュリーのこの路線はテレビあってのものだなあと思う。

LIVEともまた違うような。

視聴者を意識したブランディングというか。

さっきロックと書いたけど、メロディラインは歌謡曲っぽくもある。

でも、例えばレッドツェッペリンだってディープ・パープルだってそうだった。

レインボーの「バビロンの城門」みたいに、鍵盤でいうと、白鍵も黒鍵も全部使っているようなドラマティック感。

リッチー・ブラックモアはクラシックも勉強してるから、必然的にそうなる。 

 

「ス・ト・リ・ッ・パー」は1981年9月リリースなので、年またぎしているからオリコン年間チャートはあまりあてにならないと思うが、セールスは36万枚。

「麗人」は明けて1982年1月リリースで年間チャート56位、売上22万枚。

だが自分は「麗人」の方が好きである。

 


1981年シングルヒットチャートTop100【PRiVATE LiFE】年間ランキング

 


1982年シングルヒットチャートTop100【PRiVATE LiFE】年間ランキング

 

 

ジュリーのこの衣装は、「麗人」の意味を具現化したものだと思うが、ニューウェーブ調にドンピシャなので、コンセプトが最初にあったのかもしれないとふと思ったり。

 

それにしても、このタイトルと歌詞とコンセプトはどう理解していいのか。

当時は子どもだったから「いい曲だなー」としか思わなかったが、これはものすごくいろんな意味が含まれているのではないかと、今聴くと、思う。

 


Reijin - YouTube